このページでは、Windows Phone 8.1 及び Windows 10 Mobile で動作する Web ブラウザについて解説する。
Windows Phone にデフォルトで入っている、Web ブラウザ。
PC のものと全く同じものではなく、タッチパネルへの最適化や読書モードなどスマートフォンに最適化された UI や機能性を備えていた。
Windows 10 Mobile では後継の Microsoft Edge にアップグレードされたものの、
Chromium 版 Edge がリリースされるギリギリ前に Windows 10 Mobile のサポートが終了したため、残念ながら最終バージョンに入っているものは EdgeHTML 時代の古いものになる。
最終バージョンが EdgeHTML 15 (2016年10月リリース) なため現代の Web サイトとの互換性はほとんど期待できない。
現在は、Orions Browser と他 OS で名前を変えたブラウザ。
EdgeHTML ベースであるものの UA の偽装機能や表示サイズの拡大縮小、広告ブロック等、Edge にはない機能を備えていた。
ネット上にはこれを Chromium 版 Microsoft Edge のアイコンに偽装した偽物もあるので要注意。
こちらも、 EdgeHTML ベースのブラウザ。某青い蝶の SNS とは関係ない。
機能性としては Monument といい勝負をしていたと思う。
ちなみに現在でも Microsoft Store で公開されているので最新の Windows PC 環境で旧 Edge を触ってみるのにはいいだろう。
Internet Explorer ベースの Web ブラウザ。
シンプルな UI だが、IE と大した機能差はない上 Edge より動作が遅めなので、 Windows 10 Mobile でも IE を触ってみたいとき以外使用はおすすめしない
Internet Explorer 11 をベースとしているもののポリフィルを搭載して IE にない JavaScript API を追加し
Windows Phone 8.1 で YouTube や Google Map、Google 画像検索などを利用できるようにしたブラウザ。
所詮は IE ベースなので Twitter 等の複雑なサイトは開けないが、2026 年に Google サービスが軒並み動かなくなっていた Windows Phone 8.1 にとっては大きな進展だった。
これらは Windows Phone を現役復帰できる凄いやつです
https://github.com/MetroSurf/MetroSurf
なんと、最新の Webkit (Safari と同じエンジン) を Windows Phone 8.1 及び Windows 10 Mobile に移植した Web ブラウザ。
上述の MetroSurf 1.x と違い IE を使わない Webkit ベースになったため Google reCAPTCHA 等のロボット認証を突破できるようになるなど、現代の Web サイトとの互換性が大幅に向上した。
現状 Windows Phone 系統で X (旧Twitter)が出来る唯一の手段。
https://github.com/Computershik73/gecko-w10m
なんと、Firefox を Windows 10 Mobile に移植した凄いブラウザ。
UWP の制約に対応するためにプロセス数を1個に制限したり、高度なファイルシステムへのアクセスをするのにInterop Unlock を要求したりしている。
Firefox の拡張機能が使用できるなど、それならではのメリットがある。
YouTube やニコニコ動画等の動画配信サイトを視聴することもできる。
https://github.com/MoonlightLabCN/Project-Apotheosis
Windows 10 Mobile で単体で動く初めての Webkit 系 Web ブラウザ。
2026年10月現在、上記2つと比べるとブラウザとしての動作は不安定で、概念実証くらいの機能性。
サーバーがアクセスするサイトを読みそこから生成したバイナリをユーザーのスマートフォンに渡すいわゆるサーバーサイドレンダリングを用いたブラウザ。
ブラウザとしての機能は Edge に劣るが上記の仕組みから TLS 1.3 のサイトに接続できること、また当時は圧縮によりデータ使用量やリソース使用量を削減できたことが強みだった。