Brain はシャープ株式会社が 2008 年から販売している電子辞書のブランドである。
多くの機種は OS として Windows Embedded CE 6.0 Core を搭載しているため、一部の Windows CE アプリの動作が可能である。
Brain は発売時期によって第一世代から第五世代までに分類でき、世代ごとにスペックやソフトウェアの使用が変更されている。
2008~2011年発売。
第二世代以降と比較して CPU の性能が低く、 RAM が 64MB しかないため電子辞書としても動作が非常に遅い。
480x320 の5インチ液晶を搭載している。
また、初期の機種にはタッチパネルが搭載されておらず miniUSB を端子としている。
2012~2013年発売。
CPU として「Freescale i.MX28」を搭載し、RAM が 64MB から 128MB へ倍増したことで動作速度は従来機種の2倍になった。
多くの機種は単三電池2本で動作する。
2014~2016年発売。
画面解像度が 480x320 から 800x480 または 854x480 へ向上し、文字の表示が第二世代以前と比較して滑らかになった。
なお、スペックそのままで解像度が向上したため、OS に割り当てられた容量や動画再生のパフォーマンスは第二世代より低下している。
新たに、タブレット PC のように 360° 回転するヒンジや音声検索用マイクが搭載された。
なお、ヤマハ製のサウンドチップやサブ液晶が廃止されたり等のコストカットも施された。
2017~2020年発売。
キーボードが大型化し、デザインが洗練された。
ブレーンライブラリー以外のアプリを起動できなくするためのプロテクトを搭載している。
2021~2024年発売。
CPU が i.MX 7 ULP へアップグレードされたため、第二世代以降の性能アップが実現した。
ただし、Windows CE の搭載が打ち切りになったため現状は改造できるところはない。
電子辞書というデバイスそのものの需要がなくなってきたからか、2024年前半発売の PW-S3 を最後に新機種は作られなくなった。